体操のもつ特徴とは、どんなものか?
- 誰でも持っている「運動の上達を楽しむ感覚」
- 自分の技で、「人に感動を与えた時の快感と満悦感」
- 誰もが憧れる難度技を完成させた時の「優越感・達成感」
- 自分の体を「自在に操れることを楽しむ感覚」
- 他の人の上手な技を見て、「さらに意欲を持とうとする向上心」
これらを存分に感じるスポーツが体操なのです。
例えば床運動のバク転ひとつをあげてみても、一般の人の目から見ればそれはすごい技ですが行っている本人は、いたって平常の感覚でいる場合があります。
もちろん、最初の頃は後ろに跳ぶという感覚さえ分かりません。
しかし段階を踏んで練習するうちに上達していき、最後には一人で後ろに跳んで、手をついて1回転することまで出来るようになるのです。
人によりある程度の期間はかかりますが、最初の不慣れな感覚からでも、練習を重ねていくうちに結果的には、すごい技でも平常の感覚で行なえるまでになるのです。
そして日常生活や他のスポーツとくらべて、全く異なった動きや、通常では使わない筋肉を使うことが体操の特徴ですが、
やはりいちばん着目したいのが、
目に見えて上達を認識できるところではないでしょうか。
身近なところでは、鉄棒で逆上がりが出来るようになったり、マットで後ろ回りが出来るようになったり、さらにはトランポリンで宙返りができるようになったり。
自身の進歩の瞬間を目で見てとり、体で確認できた時の達成感は、練習や努力が報われた瞬間であり何より、
「出来てよかった!」と思える瞬間でしょう。